勇気を出して性病の検査を受けるようにしましょう
性病は必ずしも分かりやすい症状が出るわけではありません。なかでも有名なのはHIVでしょう。
HIVは感染しても特別な症状はほとんど出ず、感染したことに気づきません。
その後、数年の潜伏期間を経てAIDSを発症し、感染力の著しい低下により、様々な病気を発症します。
他に症状が分かりにくいものとしては、女性における淋病やクラミジアが挙げられます。
男性なら痛みや痒みによって感染に気づきやすいのですが、女性は症状が出にくいことも多いため、気づきにくいのです。
注意すべきなのは、たとえ目立った症状が出ていなかったとしても、性病には感染力があるということです。
これが性病の怖いところです。自分が感染していることに気づかないうちに、他の人に感染させてしまうのです。
上述したHIVでいえば、何ら症状が出ていない時期においても、性的な行為などによって、相手にHIVを感染させてしまうのです。
一見して症状が分からなくても感染力を有するという点では、淋病やクラミジア、梅毒も同じです。
そのため、いち早く性病に感染しているかどうかを調べ、感染が認められる場合は、適切な治療をすることが大切なのです。
ちょっと夜のお店で遊びすぎたり、体の微妙な変化に気づくなど、少しでも不安があるなら、検査を受けに行くべきです。
保健所や病院で性病の検査を受けることができます。
検査へ行くのが恥ずかしいという人は、簡易の検査キットを購入することもできます。
いずれの方法も、インターネットによって、容易に検索できるはずです。
いまや性病の検査をしようと思えば、簡単に、気軽にできる時代なのです。
あと必要なのは、検査を受けてみようという気持ちだけです。
検査をするのは、もちろん自分の体のためです。
しかし、それだけではありません。もし検査をせず、性病の感染に気づかなければ、知らないうちに他の人に感染させてしまうかもしれません。
感染がどんどん拡大すれば、社会に大きな影響を与えてしまいます。
一人一人の性病に対する意識が高まることは、社会への貢献にもつながるのです。